書籍・論文・ワークブック等

危機がチャンスに変わる クライシス・プラン入門-精神医療・保健・福祉実践で明日から使える協働プラン- 

編者:狩野俊介・野村照幸

 当会の数多くのメンバーが関わった、日本初のクライシス・プラン(CP-J)の入門書。クライシス・プランの歴史背景や作成・活用・加筆修正についての具体的説明、そして医療・保健・福祉といった様々な領域別での事例、性依存や発達障害、自殺・自傷、少年院、大学内保健管理部門といった課題別の事例など、17の事例が掲載されています。初学者から実践者まで幅広く活用できる1冊です。

クライシス・プラン  -ワークブック-

大日本住友製薬社と当会の野村照幸(さいがた医療センター)と大鶴卓(琉球病院)が共同で作成したクライシス・プラン作成のためのワークブックです。これからクライシス・プラン作成と活用に取り組んでみようと思われる方にも、すでに実践している方にもお勧めです。

ワークブックは大日本住友製薬社HPからのダウンロード、または医療機関の方はMRの方に依頼すると入手することができます。

精神神経学雑誌 125巻12

 「野村照幸:クライシス・プランによる協働的な病状管理-リカバリーに向かう協働計画-.精神神経学雑誌. 125 (12): 1058-1065, 2023」

 医療観察法医療から発展していった我が国のクライシス・プランに関する歴史的背景や目的、作成や活用における手続きやポイントなどについての総説です。


精神科治療学 第38巻11号

 「狩野俊介,野村照幸:精神保健医療福祉専門職を対象としたクライシス・プラン研修プログラムの効果に関する研究─研修プログラム参加者を対象とした前後比較─」

 精神保健医療福祉の専門家に対して、クライシス・プラン作成のための研修会を行い、効果測定を実施しました。結果として、研修の効果が認められ、その効果は数週間後も持続していました。このことから、作成した研修プログラムの効果が統計的に示されました。


 クライシス・プラン実践ガイド   -精神障害者の地域生活を支援するための新たなケア計画-

当会の狩野俊介さん(八戸学院大学)の書かれた著書です。博士論文を元に、地域生活の中でクライシス・プランを作成・活用する際にどのようなポイントがあるのか、機関や職種によってどのような違いがあるのかといったことを調査やインタビューをもとにまとめています。

臨床心理学第19巻2号 CBT for psychosis 

「危機を乗り切るークライシス・プラン」というパートで統合失調症の方への認知行動療法からクライシス・プランにつなげていく取り組みについて、事例を通じて学ぶことができます。

司法・犯罪分野に生かす個と家族を支える心理臨床

「医療観察法における家族の役割と支援をめぐる課題」というパートで医療観察法の対象者の家族の関係性、また対象者のみならず、家族を含めどう支援を支援していくかということについて、クライシス・プランを提案しています。

訪問看護と介護 2017年6月号 -これからはクライシス・プランをつくっておこう-

クライシス・プランの作成手順について、事例を含めて紹介しています。

※現在は取り扱いがないため、電子版の購入をお勧めします。